ガラスコーティングの耐久性は？寿命を伸ばすメンテナンス・洗車のポイント

コーティングと洗車のプロショップ、MONSTER WASH(モンスターウォッシュ)です。

車を美しく輝かせ、汚れや傷から守ってくれるガラスコーティング。自分で行うにしろ、専門店に依頼するにしろ、気になるのは「耐久性」という方も多いです。

ここでは、カーコーティングのプロの視点から、コーティングの耐久性についてお伝えします。本当に耐久性の高いコーティングの選び方や、効果を維持するための考え方がわかります。車を愛する人の役に立つ情報になっているはずです。

そもそも、コーティングの効果は？

車をコーティングすると、そもそもどんな効果が得られるのでしょうか？私は、よくコーティングの効果として以下の５つの効果を説明しています。

・「被膜」を作り汚れや小さい傷を防ぐ
・洗車など、普段のお手入れが圧倒的に楽になる
・雨による水ジミがつきにくくなる
・ボディを紫外線・色あせから守る
・車を売却するときの査定も上がる！

もちろん、カーコーティングを施工するには費用や手間がかかりますが、それを考えても運転しているときの印象やお手入れの楽さは余りあるほどのメリットです。特に、一度専門店で洗車＆コーティングのメンテナンスを受けると、もう元には戻れません。でかけたときも、他の車よりひときわ輝く愛車を見て誇らしい気持ちになるものです。

もし、車にコーティングをしなかったら？

コーティングをしていないと、車の塗装面がダイレクトに汚れや紫外線の影響を受けます。塗装の色あせはもちろん、花粉や黄砂、砂埃、鳥のフンや虫の死骸などがこびりつくことによって劣化が進み、どんどんみすぼらしい外観になってしまいます。

水シミなども放置するほど取れにくくなるため、洗車のたびにかなりの時間と苦労が必要になります。とてもコイン洗車場・コイン洗車機レベルではきれいになりませんし、洗車業者に依頼しても追加料金が発生するケースも想定されます。

コーティングの種類による耐久性の違い

よく「コーティング」と言いますが、一般的には「ポリマーコーティング」と「ガラスコーティング」の２つのコーティングに分けられます。（ちなみに、当店ではガラスコーティングをメインに施工していますが、ポリマーコーティングの施工も行っています。）

耐久性の違いについて、解説します。

ポリマーコーティング

ポリマーコーティングとは、シリコンやフッ素で行うコーティング。通常ガラスコーティングは塗装の表面に硬い皮膜を形成しますが、ポリマーコーティングの場合は柔らかい被膜が形成されるのが特徴です。ガラスコーティングのような透明感・ツヤはありませんが、十分な美しさ、上品な美しさが期待できます。もちろん、ワックスよりは耐久性・防汚性能があります。表面が柔らかいので、洗車方法にも制限があり（洗車機はNG）、多少の傷はついてしまう可能性があります。

また、油脂成分が多いので耐久性は短く、１ヶ月～３ヶ月程度。自分でDIYするタイプのコーティングの場合は、洗車するたびに施工のし直しが必要になります。

ただ、熱に弱いので、真夏の乗車や、屋外駐車の場合は耐久性がさらに短くなります。

費用の面ではお手頃ですが、その分耐久性に劣るのがポリマーコーティングの特徴です。

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、硬度の高いガラスでボディ表面に強固な被膜を作ります。コーティングの値段はガラスの質や硬度に左右され、より硬いコーティング方法ほど効果になります。施工前の研磨など、丁寧な下地処理が仕上がりに差を生むので、DIYもできますが専門店での施工がおすすめです。

１万円～１０万円と施工価格は値が張りますが、その分耐久性が高いのも特徴です。当店のガラスコーティングであれば最低でも１年、コーティングの内容によっては最長５年の耐久期間があるとご提示しています（もちろん、適切なメンテナンスを行った上です）。

手軽に業者に依頼できるコーティングの中で、耐久性を気にされる方は「ガラスコーティング」が一番おすすめです。日頃のお手入れも簡単な洗車だけでOKになりますし、耐久期間を考えると決して施工費用も高くないといえます。

コーティングの依頼先による耐久性の違い

コーティングを施工しようと思ったときに、大きく分けて３つの方法があります。

・自分で行う（DIY）
・ディーラーに依頼する
・コーティングの専門店に依頼する

自分で行う場合の耐久性

カー用品などで簡単に手に入るコーティング用品。洗車後にスプレーし吹き上げるだけでコーティングが完了するタイプが人気ですが、耐久性の面でいうとどうしても短くなりがちです。２週間～１ヶ月かなと思います。洗車のたびにコーティングのスプレーを再施工する、というのが効果を保つには必須となります。

ディーラーに依頼する場合の耐久性

ディーラーがサービスの一環としてコーティングの業務を行っている場合もあります。自分でやるよりは耐久性がありますが、専門店に依頼するガラスコーティングよりは劣るというのが私たちの評価です。

もちろんディーラーにもよりますが、施工するのはポリマーコーティングであるケースが多いです。もちろんある程度の効果はできますが、ポリマーコーティングなので耐久性は長くて１年程度。コーティングの特性から、汚れが付きやすい、高温に弱いという難点があります。

カーディーラーですから車に対する知識も豊富で安心感もありますが、コーティングという１点に絞ると依頼先としては心もとないかなと思います。

コーティングの専門店に依頼する場合の耐久性

耐久性や効果を考えたときに、やはりコーティング専門店の技術とコーティング剤は群を抜いています。硬度の高いガラスコーティングだからこその輝きと汚れはじきは、市販のものやポリマーコーティングとは比べ物になりません。

当店で行うガラスコーティングの場合、耐久性は１年～５年に及びます。その期間輝きを維持できるのですが、価格も高額になるとはいえ、トータルコストで考えると極端に違うというわけではありません。

車を大切に思う方には、ぜひコーティング専門店でのガラスコーティングをおすすめします。

なぜコーティング専門店の施工は効果が高い？

もちろんコーティング剤が違うという理由も大きいですが、コーティング専門店は特化している分設備もワンランク上です。

店舗にもよりますが、コーティング専門をうたう業者は屋内の専用作業スペースを設けていることがほとんど。天候に関係なく作業できますし、作業中に汚れが舞い込んでくるリスクも極限まで減らせます。

また、コーティングの仕上がりには丁寧な下地処理で差がつくので、そのあたりの技術力も高いのがポイントです。

洗車一つにしても、純水（ミネラル分のない、水シミがつきにくい水）で行うというこだわりを持つ業者もあり、水道水内のカルキや塩素の影響を極限まで減らすことで、被膜と塗装面がしっかり密着することができます（＝しっかり密着するということは、それだけ耐久性も上がります）。

専門店に依頼すると、しっかり時間をかけて硬化させた後に納車となります。コーティングのよくある失敗談として、「硬化する前にドライブしてしまい、汚れ・傷がついた」というものがあります。専門店に依頼することで、しっかり硬化するまで待機時間をおけるので、耐久性も高まります。

コーティングの耐久性を高めるメンテナンス

どんなに最高級のコーティングをしても、耐久性を決めるのは日々のメンテナンスです。メンテナンスとは、適度な洗車とコーティング専用のメンテナンスのことを指します。

コーティング車は汚れにくく、汚れがついても落ちやすいという特徴がありますが、かといって洗車しなくていいというわけではありません。通常の洗車頻度と同じくらい（月１～２回）は洗車するようにしましょう。

コーティング車のメンテナンスについては、以下の記事でもご紹介しています。

＞カーコーティングした後の洗車方法や頻度は？正しいメンテナンスで輝きを保つコツをプロが伝授！

ボディにとって有害な汚れは、コーティングにとっても有害です。そのままにしておくと、コーティングの被膜が傷んでしまい、せっかくの輝きが失われてしまったり、コーティング本来の効果がしっかり発揮できなくなります。

コーティング車は水洗いでも十分に綺麗になりますので、定期的に洗車をしていい状態に保ちましょう（ちなみに、当店で施工するキーパーコーティングであれば、洗車機の利用もOK!これには感動する方も多いです。傷も付きませんし、撥水効果も落ちません！）

また、当店はコーティング者専用のメンテナンスとして「ミネラルオフ」という表面のミネラル分除去のサービスや、コーティングの耐久期間を伸ばすための定期メンテナンスをご提供しています。愛車のコーティングを長持ちさせたい、輝きを蘇らせたいという方はお気軽にご相談ください。